極楽寺医学校

road to success

医師養成プログラム⑥何処で全身管理を学ぶのか?

前にも書きましたが、医師として患者さんの命を繋ぐ全身管理の知識や技術はどこで習得できるのでしょう?

それは正に状態の悪い患者さんのベッドサイドに居る以外にはありません。いくら教科書で勉強しても実地を積まなければ、能力は身につけられないのです。

呼吸不全の時の呼吸サポートや人工呼吸器の使い方、心不全の時の循環管理、腎不全の時の血液浄化療法、肝不全の時の血液浄化、体液、栄養管理、重症敗血症における治療の勘どころ、DIC管理、その他、輸血療法、輸液管理、栄養サポートなどなど、シビアな状態の患者さんのそばに居て、患者さんの病態に合ったintensive careをできるようにマスターしなければなりません。

はっきり言って少しくらい研修で廻ったくらいでは何も身につけられないと断言できます。

医師養成プログラム⑤患者さんを死なせない!

医者として、必要な検査や治療スペックはたくさんありますが、医者として最初にマスターすべき能力が、患者さんを生かす医術だと考えています。

私達人間は他の生物と同様、絶え間なく生命を維持するために様々な活動をしています。

この大事な生命活動が止まってしまうと、生命が維持できずに不可逆な死に繋がります。

私達医者は神様ではないので死んでしまった人に命を与え蘇らせることはできません。

だからこそ、重篤な患者さんがいた場合、迅速に生命の危機を引き起こしているものを見つけ、それを除去し、その個体が回復するまで弱った機能をサポートして命を保たせなければならないのです。

大事なことは、その患者さんの危険な状態を察知する能力、患者さんの中で起きている病態を洞察する能力、それに対する対応能力、後は判断と実行力が要求されます

医師養成プログラム③人を診る能力

医者が習得しなければならない能力は何でしょう?そこにはたくさんの医学的知識や技術、また様々な能力が求められますが、私が今まで長い間、医療をしてきて感じることは、医者には人を知り、診ることができる能力が必要になります。

いくら優秀で知識があり、手先が器用で高い技術を持っていても、それだけでは優秀な臨床医とは言えません。肝心の患者さんがよくならなければどうにもなりませんから (それはそれでスペシャリストとしてはとても大事なのですが)

医者は自分と同じ同胞である人を扱う仕事ですから、そのベースにある良心や道徳などの人間性、そして様々なルールを守るコンプライアンスと責任性が要求されることは言うまでもありません。そこを失わず、人と対峙し、しっかり診れることが基本だと思います。

医師養成プログラム④生物とは何かを考える

私達医者は大学で医学を学びます。その中には生物学や解剖学や生化学や生理学や免疫学や病理学、そして様々な臨床医学を学びますが、肝心の生命について深く学ぶところがありません。

確かに生命は永遠に解くことのできない未解決問題かもしれませんが、人の生き死に携わる医師が生物とは何か?生きているとはどういうことか?ということを抑えておくことはとても重要なことだと思います。

医師養成プログラム② 理由

何故私がこんなことを始めようと思ったのか?

それははっきり言って自分が歩んできた医師としての過程道の中で、いい医者を育てるための具体的な教育プログラムがなかったからです。

教育の方針は施設や指導者によってバラバラです。たしかにバラエティがあった方が、いろんな学びができると言うこともありますが、何かひとつゴリっとした骨太な指針があった方がよりわかりやすいのではないかと思ったからなのです

医師養成プログラム①始動

私は今まで27年間、いろんな現場でいろんな患者さんに接し診療をしてきました。これからそこで学んできたものを後世の人達に残していきたいと考えています。

いい医者になる為には、完璧な教科書やプログラムはありません。自分が現場に立って、実際に患者さんとやりとりをし、先輩から手取り足とりいろんなことを教わって経験を積み重ねることで体得していくものです。

自分が先人から教わり体得してきたものを、これから次の世代の人達に何か道標として残すことができれば幸いです。

 

生物学、その背景にある物理学や化学を習得しなくてはならない

次に人間の仕組みや働きを知るために解剖学、詳しく見るために組織学や発生学がある。、

また身体の働きを見る生理学、生化学、も大事かだ、次に、微生物学、免疫学、

そして病理学、

私はそこにもう一つ、栄養学と心理学をしっかり押さえておきたいと思う

その基礎ができて、臨床に入る

またこの基礎医学は臨床医学と常にリンクするものである